日記

地元の味「藍の郷」が教えてくれた、最高峰のパイナップル。

​【プロローグ】

​ふらっと入った関内の寿司屋さん(寿司処かぐら)で出会った一本のお酒が、まさかこんなに深い日本酒の旅に連れて行ってくれるとは思いませんでした。

​【出会いは「藍の郷」から】

​最初に手にしたのは、埼玉・南陽醸造の**「藍の郷(あいのさと)」**でした。

地元の人々に愛される、実直で温かみのある味わい。

このお酒を飲みながら、「同じ蔵が造る、もう一つのすごい酒がある」という噂を耳にしたのが、すべての始まりです。

​【憧れの一杯「花陽浴」を求めて】

その名は、「花陽浴(はなあび)」

日本酒好きの間では「まるでパイナップル」と称される、入手困難な幻の銘柄です。

「いつか、その一番いいやつを飲んでみたい」

そんな思いを胸に過ごしていた今日、ついに運命の瞬間が訪れました。

​【至福のひととき:プレミアムな山田錦】

​お店で見つけたのは、「花陽浴 純米大吟醸 40% 山田錦(THE PREMIUM)」

期待を込めて一口含むと……驚きました。

本当に、鮮烈なパイナップルのような香りが鼻を抜けていくんです。

酒米の王様・山田錦を40%まで磨き上げたその雫は、雑味が一切なく、濃密な甘みだけが広がります。

​【ガリを肴に、物語を噛み締める】

​最後はあえて、シンプルにガリとごぼう巻きを当てに。

お酢の酸味が、花陽浴の甘みをさらに引き立ててくれます。

お金はなくなってしまったけれど(笑)、心はこれ以上ないほど満たされました。

​【結びに】

​お墓参りの帰り道、今度は羽生の蔵元にも寄ってみようと思います。

「藍の郷」があったからこそ辿り着けた、この「花陽浴」という輝き。

そんなストーリーを噛み締めながら飲む一杯は、一生忘れられない味になりました。